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浴槽の素材といえばFRPが主流ですが、他にもステンレス、人工大理石、木製やホーローなどもあります。それぞれの素材には一長一短ありますが、今回はホーロー浴槽について取り上げたいと思います。
ホーロー浴槽とは?
ホーロー浴槽は、鉄、アルミニウムなどの金属材料表面にシリカ(二酸化ケイ素)を主成分とするガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。
ホーロー浴槽のメリット
- ・保温性・耐久性が高い
- ・色合いもよく独特の滑らかな肌触り
- ・光沢感があり、外観が美しい
- ・雑菌が残りにくく、カビが生えにくい
- ・日々のお手入れが簡単
ホーロー浴槽のデメリット
- ・経年劣化で表面のガラス質が取れると一転してザラザラになり、光沢もなくなる
- ・経年劣化で上記の状態になると、磨いても元には戻らない
- ・重量があり、2階以上になると設置が難しい場合がある
- ・価格が高め
インターネットでホーロー浴槽と検索すると
#ホーロー浴槽補修
#ホーロー浴槽塗装
という検索キーワード候補が出てきますので、「何とかして補修方法はないのだろうか?」と調べられる方が多いようですね。
「ホーロー浴槽の再生塗装」補修工事
今回再生塗装施工を終えたお客様宅の浴槽が、まさにそのザラザラ状態でした。
築30年の戸建の「タカラスタンダード製ホーロー浴槽」で、10年経過したくらいから段々と光沢がなくなり、ザラザラになったとの事でした。
表面はかなり傷んでいて、ヤスリのようにガサガサで、手で触ると痛い位でしたので、湯船に浸かると怪我しそうな感じでした。
浴槽入れ替えも検討されたようですが、
- ・深くて大きい浴槽がない
- ・工事費もかかる
との事で、塗装のご依頼をいただきました。
ホーロー浴槽の再生塗装・補修手順
- 研磨をして下地を整える
- 下塗りの塗料を吹付塗装する
- 下塗りの塗料を研磨する
- 上塗りの塗料を吹付塗装する
- 上塗りの塗料を研磨する
- コンパウンドで艶を出す
- 浴槽周りのコーキングも打ち替える
【BEFORE】
【1日目】
まずは研磨をして、できるだけ表面を滑らかにしたのですが、2人がかりで4時間かかりました。
暑さで汗だくになりながらも、何とか下地を整えてから、下塗の塗料を吹付塗装しました。
下塗りを終えた時点で17時でした。
【2日目】
下塗り塗料を研磨し、上塗りの塗料を吹付塗装しました。
【AFTER】
上塗り塗料を研磨し、コンパウンドで艶を出して、浴槽周りのコーキングも打ち替えると完成です。
※コンパウンドとは?
コンパウンドは、細かい粒子の研磨剤で液状やペースト状になったもの
※コーキングとは?
浴室の壁や床とのつなぎ目に設置する、水の侵入を防ぐための防水剤
ザラザラの浴槽がスベスベ・ピカピカになりました。
「お客様の声」
「ザラザラだったのが、ピカピカにキレイになってとても嬉しいです。
思ってた以上に大変な作業だったので、ビックリしました。
こんな事ならもっと早くに頼めば良かったです。
お盆に娘が孫を連れて帰って来るのに間に合って良かった!ありがとうございました。」
と、とても喜んでいただき、帰りは車が見えなくなるまで、お見送りして下さいました。
汗ダクになりながらも、頑張った甲斐がありました。
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お風呂は1日の疲れを癒す、大切な時間。
せっかくのリフレッシュタイムが、ザラザラした経年劣化によって台無しになっていませんか?
気になるところは修理をして、快適な日々の暮らしを取り戻しましょう。
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【参考記事】ホーロー浴槽補修工事事例