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1年のうちで一番お問い合わせが多くなるのが、春の引っ越しシーズンです。
その中でも、最も相談が多いジャンルがフローリング傷。
今回は、フローリングの中でも多い「凹み傷」について取り上げたいと思います。
当社では退去後の原状回復工事も行っており、2022年は700件以上の工事を実施、その半数は退去時の立会いも行いました。
豊富な経験をもとに、過失とみなされる傷と生活傷とみなされる傷の違いをご紹介します。
フローリング凹み傷
フローリング傷の中でも一番多いのが、この凹み傷です。
当然ながら生活をしていると、物を落とすこともありますので、すべての凹み傷が過失とはみなされるというわけではありません。
凹み傷といっても5mm程の傷から10cmを超える傷まで様々ですが、1cm程度の数か所の凹み傷は生活傷とみなされています。
しかし1cm程度の凹み傷でもキッチンに包丁や食器を落としたような傷が大量に入っていたり、ピンヒールのような凹み傷が多数入っていると過失とみなされ、追加請求の対象となります。
写真でご説明しましょう。
生活傷と判断する凹み傷
下の写真のような、小さな凹み傷が数ヶ所程度なら生活傷と見なされる事が多いです。
過失と判断される凹み傷
下の写真の傷は、一つ一つは小さな凹み傷ですが、大量にあると過失とみなされています。
ただし、これは一般的な見解であって、これくらいの傷でも生活傷とみなす不動産会社もあるかもしれません。
大量の凹み傷でも補修できるの?
ほとんどのケースで補修は可能ですので安心してください。
補修方法は業者によって違いますが、上記の傷であれば2〜3時間で補修可能、金額の目安は、20,000〜25,000円程度です。
補修後の写真がこちらです。
横から覗き込んだりすると、うっすらと補修痕が分かりますが、通常の目線では全く分からなくなりました。
個人的な見解としては小さな傷数ヶ所であれば、そのまま退去されても問題ないのでは思います。
一方、大量の凹み傷は高額な補修費用を請求されたり、フローリング張り替えと言われることもあるので、退去前に補修屋さんでの補修をお勧めします。
ホームセンターでも補修材料が販売されており、素人でも補修できそうですが、色合わせがかなり難しく、結果的に補修依頼を受けるケースが多いので持ち家でない限りは補修屋さんにおまかせされた方がベストだと思います。
フローリング凹み傷のお悩みはお気軽にご相談ください!
小さな傷であれば、多くの場合そのまま退去されても問題ありませんが、もし判断が難しいようであれば、お気軽に当社へ写真をお送りください。
LINEの方が写真送信が簡単なのでおすすめです。
【参考記事】フローリングの補修記事紹介
今回はフローリングの凹み傷についてご紹介しましたが、その他にもペットや家具によるフローリングの傷、日焼けなどもよく問い合わせをいただきます。
気になる傷や日焼けがあれば、お問い合わせフォームやLINEからお気軽にお問い合わせください。
お見積は無料です。
今週の一語一絵「バンクシーって誰?展」
先日福岡市美術館で開催されている「バンクシーって誰?展」を鑑賞してきました。
バンクシーが描いた作品の街並みを再現展示してあり、巨大な壁画アートに圧倒されてきました。
人に見られることのないように素早く作品を仕上げているのに、クオリティの高さと作品が訴えている主張に感動しました。
私も絵が好きですが、人に感動や喜びを与える作品を描きたいなぁと思いました。