FRP浴槽は価格が安いので、戸建て・マンション・木造アパートなど、建物種別問わず使用されています。 FRPは、成形しやすく軽いのも魅力で、施工のしやすさも優れている素材です。 しかし、他の素材と同じく寿命があり、一般的に10年〜20年と言われています。 寿命が訪れると、ひび割れなどの劣化症状が起こり、さらに劣化を促進してしまうため、適切な補修が必要です。 この記事では「FRP浴槽のひび割れの補修」について、方法や費用などを紹介していきますので、自宅の浴槽がFRPである方は参考にしてみてください。

光沢の劣化やシミについては使用にも問題ありませんが、ひび割れとなるとそこから水分が回り込んでさらに劣化を促進させますので、早めの補修が必要です。 小さいひび割れであれば個人でも簡易的な補修が可能で、自宅にあるものを使ったり、100円均一を活用したりすれば費用は約1,000円〜2,000円ほどでできます。 ※耐水ペーパーで研磨をする為、補修箇所の光沢がなくなりますので、補修については自己責任でお願いします。

耐水ペーパーは、ダイソーで#400・#600・#1000など約8種類がセットになったものが販売されているなど、お得な商品も多いので、お近くの店でチェックしてみてください。

上記の方法で、ヒビ割れは埋めることができます。 しかし、補修跡は残りますので、綺麗に補修をしたいのであればプロに補修を依頼するのがおすすめです。
当社は福岡市にある補修専門店です。(公式HP>>福岡市のDr.直し屋福岡博多店 エコアール 当社では「ライニング工法」という方法を採用しており、補修の流れは、以下の通りです。
ざっくりとですが、上記の工程で行い約3〜4日かけて補修を進めていきます。
・部分的な補修: 3万〜5万円
・広範囲に及ぶ補修:15万〜30万円
面積やFRP浴槽の状態などによって費用は変動しますが、およそ上記の費用相場となっています。 浴槽のみ交換できるようであれば、交換が安く済むこともありますので、併せてご検討されたほうがいいかと思います。 一般的に交換費用の相場は ・据え置き浴槽で10万前後 ・埋め込み浴槽で30~50万 ですが、浴槽搬出に当たり壁の解体が必要になる事もあるので、状況によっては50万を超えることがあるかもしれません
以下は、施工前の写真です。

この浴槽は洗い場まで一体型のFRP浴槽で、全体的に細かいひび割れが入っていました。 写真ではひび割れがわかりにくいかもしれませんが、立面にも縁にもひびが入っています。 今回は2階建ての2階の木造アパートで簡単に壊すことができないので、再生塗装となりました。
全体を研磨し表面を整え、ポリエステル樹脂が密着しやすいように下処理を行います。

全体的にガラスクロスを張り付けます。

樹脂の段差部分にパテを充填し、表面を整えます。

下塗り塗料を研磨し、乾燥させます。 乾燥が足りなかったので、乾いた底面に小型の送風機を入れて乾燥させました。

上塗り塗料を吹き付けてから、乾燥後仕上げ研磨を行い完成させます。


今回の依頼は浴槽部分のみの塗装でしたが、洗い場まで塗装するともっと綺麗に仕上がるかと思います。
過去の施工事例 FRP浴槽表面のひび割れを直して再生させます

見積もり・相談は無料で受け付けていますので、気軽にご相談ください。 また、浴槽にはFRP以外にも以下のような材質があります。 ・人工大理石 ・ホーロー ・FRP ・ステンレス ・木製 ホーローや人工大理石の浴槽も再生可能ですので、FRP以外の浴槽でも、気軽にご相談いただければと思います。 LINEやWebのフォームから写真を送っていただければ、無料で見積もりができますので、お好きな方法をご利用ください。
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