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先日のブログ「ドアの穴をリペアで直す方法【パテ埋め+塗装編】」では10cm以内の穴をパテ埋め後塗装で直す方法をご紹介しましたが、10cm以上となると別の選択肢を検討します。
それは、シート貼りです。
もちろん塗装でも直すことができますが、木目の再現に時間がかなりかかり結果として金額も割高となるからです。
今回は、シート貼りについてご説明したいと思います。
シート貼りのメリット・デメリット
シート貼りのメリット
塗装で直す場合はよく見ると光の当たり具合や見る角度によっては補修個所が分かる事がありますが、シートの場合は扉全面に新しいシートを貼りますので、補修個所が全く分からなくなります。
シート張りのデメリット
扉のほとんどはメーカー独自のオリジナルデザインの物が多く、一般的なサンゲツや3Mでは似たような色柄のものはあっても全く同じ物はないので、その補修する扉だけが違うデザインとなります。
その為、2枚引戸では2枚共の施工をお勧めしています。
4枚引戸では4枚共シート貼りとなる為、材料費が割高となります。
シート貼りでの施工方法
施工事例を元に、ご説明したいと思います。
今回の引戸は2枚建てで、凹みの大きさは20cm位でした。
ここまで大きいと塗装での補修もできなくはないですが、かなりの時間がかかるのでシート貼りでの施工が金額も安くなることが多いです。
【BEFORE】
1.パテ処理
シート貼りであっても塗装であっても、下地処理は同じです。
完全に穴が開いてるときは補強のために木下地を組みますが、割れや凹み程度で穴が開いてない時はパテで埋めます。
パテ埋めも一気に埋めてしまうと乾きにくかったり中に空洞ができたりするので、数回に分けてパテ埋めと研磨を繰り返します。
今回は穴が大きく補強が必要でしたので、のこぎりで四角く開口し、木下地を組んでからベニヤを貼り、パテで下地を作成しました。
2.シート貼り
パテが平滑になったらシートの密着を高めるためにプライマーを塗ってからシートを貼ります。
シートの周囲をカットしたら完了です。
【AFTER】
今回は裏面にも穴がありましたので4面の貼替となりましたが、きれいに仕上がりお客様も喜んでいただきました。
ドアの補修でお悩みの方は、ご相談ください!
扉の穴や凹みでお困りでしたら、お問い合わせフォームやLINEから、お気軽にお問い合わせください。お見積もりは無料です。
塗装とシート貼りどちらが最適な補修かを判断して、ご提案致します。
参考記事|ドアの穴をリペアで直す方法【パテ埋め+塗装編】
記事の最初でも紹介しましたが、ドアの穴をリペアで直す方法【パテ埋め+塗装編】の記事では、今回のシート張りとは異なる方法で補修しています。
ぜひ、あわせてお読みください。