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家が長く住んでいると当然の事ながら、経年劣化で老朽化していきます。
その時にリフォームを検討されるかと思いますが、リフォームの特徴は元の状態へと資産価値を復元させることです。
ということは、リフォーム=壊して取り替えるのとは違うということです。
もちろんガスコンロやレンジフード・ウォシュレット等の設備類は消耗部品のこともあるので、ある程度の年数が経つと交換が必要かと思います。
しかし、壁や床など塗装やシートを貼るなどして古くなった物を新しい状態に復元することができれば、高額なお金をかけずに資産価値を保つことができます。
今回から、取り替えないリフォームについて施工方法や費用相場について取り上げていきたいと思います。
キッチンの扉リフォーム方法
まず奥様が一番気になると思われる、キッチンの扉についてです。
キッチンの扉や引き出しにはいくつかの素材がありますが、大きく分けて3種類位でそれぞれのリフォーム方法をご説明します。
1.天然の木材
天然の板を塗装して仕上げています。
高級感があり、木の温かみがあり人気の素材です。
経年劣化の症状:こちらの素材は塗装が劣化し、色褪せたり、表面がガサガサになったりします。
リフォーム方法:表面を研磨し、傷んでいるところは部分的にパテ等で充填し、再塗装します。
費用の目安:扉の枚数や部分塗装なのか全面塗装かによっても異なりますが、30,000〜100,000程度かかるケースが多いです。
2.MDF材にシート貼り
こちらは、最も多くのシステムキッチンに使用されている素材です。
MDFとは木を細かく砕いたものをボンドを使用して、固めて成形した素材です。
無地のものや、木目、石目調などいろんな色柄があります。
一見天然木材に見えるものでも、実はその素材を使用しているケースが多いです。
経年劣化の症状:水に濡れると膨れやすい素材なので、扉の上部や下部が膨らんだり、シートが剥がれたりします。
補修の方法:膨れ部分を削り、パテで平滑にして、塩ビ製のシートを貼ります。仕上がりは新品同様になります。
費用の目安:こちらも扉の枚数や選ぶシートの品番によって異なりますが、100,000円前後でリフォーム可能です。
【Before】
【劣化部分の拡大】
【下地処理後】
【After】
3.スチール
こちらの素材はこれまでの2つの素材と比べると少ないのですが、「掃除がしやすく、腐食しにくい」とのことで人気の素材です。
経年劣化による痛みは少ないのですが、色が退色したりしますので、その際は再塗装で復活できます。
再塗装により、これまでと違う色でのキッチンライフを楽しむことができます。
この他にも扉の素材はあると思いますが、いろんな方法でリフォームが可能です。
取り替えとエコリフォームでは、金額も大きく変わってくる
キッチンを取り替えるとなると100万円近い費用がかかりますが、扉のリフォームだけであれば概ね100,000円前後でリフォームが可能です。
取り替えないキッチンリフォームに興味がございましたら、お気軽にご相談ください。個人のお客様だけでなく、法人のお客様もお待ちしています。
素材や劣化状況に応じて、最適なプランをご提示いたします。
【参考記事】キッチン扉をリメイクシートでエコリフォーム
こちらの記事では、リメイクシートで施工前とイメージが変化するのを実感していただけると思います。MDFという素材についても詳しく説明しています。
ぜひ参考になさってください。
今週の一語一絵「滝」
各地で初夏のような暑さになっていますが、体調はいかがでしょうか?
この時期はまだ体が暑さに慣れていないので、熱中症にはくれぐれもご注意ください
さて暑くなってくると避暑地へと出かけたくなりますが、滝はいかがですか?
マイナスイオンがたっぷりでとても癒されますよ。
個人的に大好きなのは熊本県小国町の鍋ヶ滝です。
滝の裏に入れることができ、滝を間近で見ることができるので迫力満点ですよ。