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賃貸マンションやアパートの物件の中では、フローリングの床材がとても人気がありますね。お引越し前の時期などは、修理の依頼も多いです。
今回は、この「フローリング」について詳しくご紹介していきます。
「床材」は、フローリングの他にどんな種類がある?
- ・フローリング
- ・畳
- ・カーペット
- ・クッションフロア
- ・フロアタイル
フローリングについては、後ほど詳しく説明していきますので、まずは他の床材の特徴を見ていきましょう。
畳以外の部屋といえばフローリング、というイメージがあるかもしれませんが、フローリング以外にも様々な種類があるんです!
畳の特徴
- ・フローリングの物件に比べて、家賃が安価なことが多い
- ・断熱性に優れ、調湿作用がある
- ・冬でも足元が暖かい
- ・クッション性が高く、下の階に生活音が響きにくい
- ・フローリングに比べて汚れがつきやすい
- ・フローリングに比べてメンテナンスが難しい
- ・直接重い家具を置くと畳が凹んで跡がつく
物件探しをしたことのある人はお分かりになると思いますが、和室がある場合、同じ間取りの洋室だけのお部屋と比べても、相場より安く借りられます。
フローリングの床は、冬になるとスリッパを履かないと足元が冷えてしまうのに比べ、畳は断熱性に優れていて暖かみを感じるので、直接畳に座ったり、寝そべったりしても快適です。
食べかすや飲み物をこぼしてしまうと、拭き取ればきれいになるフローリングに対して、畳はシミがつきやすく残ってしまうので、注意する必要があります。
カーペットの特徴
- ・下の階に生活音が響きにくい
- ・冬でも足元が暖かい
- ・食べかすや飲み物をこぼすと掃除しにくい
- ・フローリングと比べてダニが発生しやすい
- ・ホコリが空気中に舞い上がりにくい
今ではフローリングが主流になってきていますが、築年数が20〜30年以上経過している物件では、床がカーペットタイプになっているものもあります。
フローリングの機能性が向上するまでは、カーペット敷きが多かったのです。
クッションフロアとフロアタイルの違い
クッションフロアとフロアタイルは、どちらも塩化ビニル素材の床材です。
クッションフロアは、壁紙のようにロール状になっているのに対し、フロアタイルは一枚一枚がピースのようになっているので、簡単に切ることができ扱いやすく、既存の床材の上にそのまま敷くことも可能です。
【クッションフロアの特徴】
- ・フローリングやタイルと比べると、柔らかさがある
- ・クッション性が高く、下の階に生活音が響きにくい
- ・キッチンや洗面所、トイレなど水回りの床に使われることが多い
- ・経年劣化するので長期的なメンテナンス・張替えが必要
- ・見た目のつなぎ目が少ないので、水が侵入しにくい
- ・フロアタイルに比べて安っぽく感じることがある
【フロアタイルの特徴】
- ・傷や汚れがつきにくく、耐久性に優れている
- ・施工が簡単で、部分的に張り替えが可能
- ・フローリングに比べて安価に施工できる
- ・熱に弱く、床暖房の部屋には施工できない
- ・木目や石目柄など、素材のカラーやデザインが豊富
- ・薄く、防音性が弱い
- ・クッション性がないので、足元が硬く感じる
フロアタイルは、フローリングの代わりに使用されることが多く、一見して、フローリングと見分けがつかない場合もあります。
木目調や石目柄など、デザイン性が高く様々な種類から選ぶことができます。
フローリングの種類について
参考記事>>「福岡市内でベランダサッシ前の黒ずんだフローリングを補修」でも紹介していますが、フローリングには
- ・複合(複層)フローリング
- ・無垢(単層)フローリング
大きく分けて、2つの種類があります。
「複合フローリング」とは
- ・合板などの基材の表面に、化粧材を張り合わせたもの
- ・表面の素材は3種類「挽き板」「突き板」「シート」に分かれる
- ・戸建て用、マンション用、水回り用、床暖房用、リフォーム用と種類が豊富
複合フローリング/表面素材の特徴
【挽き板タイプ】
2mm程度の厚みを持つ、木材を電動鋸(のこ)で切り出した板。
無垢フローリングのような質感で、反りや歪みが起こりにくい。
【突き板タイプ】
0.3mm程度の薄いスライスされた木材を使用している為、均一なものを大量生産が可能。価格帯も手頃。
【シートタイプ】
樹脂やオレフィン紙に、木目などのシートを貼り合わせたもの。
複合フローリングのメリット
- ・用途や機能に合わせて、豊富な種類から選ぶことができる
- ・無垢フローリングに比べて施工が簡単、メンテナンスしやすい
- ・無垢フローリングに比べて安価
- ・傷がつきにくい加工なども選べる
複合フローリングのデメリット
- ・無垢フローリングに比べて、見た目の風合いが劣る
- ・無垢フローリングに比べて、肌触りが劣る
- ・経年劣化するので、長期的な耐久力は劣る
「無垢フローリング」とは
木材を自然な状態のままフローリング材にしたものが「無垢フローリング」になります。
無垢フローリングのメリット
- ・天然の木ならではの、風合いや温もりを感じられる
- ・色合いなどの経年変化を楽しめる
- ・複合フローリングに比べて、肌触りが心地良い
- ・調湿作用があるので、素足でもベタつかない
- ・耐久性が高い
無垢フローリングのデメリット
- ・複合フローリングに比べて、高価
- ・ひび割れや反り、曲がりなどが起こりやすく隙間が生じることがある
- ・複合フローリングに比べて、汚れがつきやすく落ちにくい
- ・複合フローリングに比べて、メンテナンスしづらい
無垢フローリングに使われる木材/広葉樹
オーク(ナラ)
フローリングの樹種の中で、最も人気の高いオーク。
インテリアに合わせやすい落ち着いた色と、見た目の美しさだけでなく、衝撃や摩擦に強く、耐久性にも優れています。
ウォールナット(クルミ)
世界三大銘木(ウォールナット・チーク・マホガニー)の一つ。
家具や楽器など、様々な用途でも使われています。深みのある色合いと味わい深いグラデーションが高級感を醸し出します。
チーク
堅さのある材質で、耐久性や耐水性にも優れ、害虫にも強いという特徴を持ち、昔から船の甲板などにも使われてきました。
天然の油分があり、経年変化で飴色に変化します。
無垢フローリングに使われる木材/針葉樹
スギ
日本では古くから親しみのある木材。柔らかさと、肌触りの良さが特徴ですが柔らかいがゆえに傷つきやすいというデメリットもあります。
物を落とした時には、凹みや傷がつきやすいです。
パイン(マツ)
明るい色で、節が多い見た目が特徴的なパインは、比較的安価な木材です。
経年変化によって飴色へ変化します。スギと同じように、柔らかさがありますが凹みや傷もつきやすいです。
ヒノキ
強度と耐久性に優れ、腐りにくく、水分にも強いヒノキは高価な木材です。
虫を忌避する性質もあります。ヒノキの癒される香りと、味わい深い経年変化を楽しむことができます。
広葉樹と針葉樹の違い
広葉樹の特徴
堅くて耐久性に優れ、傷がつきにくく、反りにくい。複雑な美しい木目を持つ。
針葉樹の特徴
柔らかくて肌触りが良い反面、傷もつきやすい。広葉樹に比べて安価。
フローリングの素材の選び方
- ・好きな木や、色から選ぶ
- ・価格から選ぶ
- ・お部屋のインテリアと調和する種類を選ぶ
見た目や価格だけでなく、実際に裸足で触れてみて素材の違いを感じてみてくださいね!カタログで見るのと体感するのでは、木材の印象も変わってきます。
【あわせて読みたい】リフォームする際に!床材の紹介記事—無垢材編—
参考記事リンク>>リフォームする際に知っておくべき床材種類・そのメリットとデメリット!—無垢材編—
こちらの記事では無垢フローリングについて、詳しく説明しています。
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今週の一語一絵「フラワー」
冬は花が少ない季節なので、家に花を生ける事が少ないかもしれませんが、アートで花を飾るとそれだけでも、癒されるものですね
我が家も会社も玄関にこのアートでのフラワーを置くようしにしてます。
ストレスの多い日常に少しでも癒しになるアイテムがあるといいですね
あなたの癒しアイテムは何ですか?