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あなたのご家庭ではペットを飼われていますか?
国内でペットを飼われているご家庭は3割程で、3世帯に1世帯は犬・猫・熱帯魚等のペットを飼われているようですね。
その中でも犬・猫がやはり飼育率が高いようですが室内でペットを飼っていると、ペットのおしっこの問題が出てきます。
おしっこのトラブルで多いのは猫よりも犬の方が多く、その理由はマーキングという習性があるからです。
マーキングとは?
犬はなわばり意識が強く、様々な場所におしっこをかけて、自分の存在をアピールします。その行為をマーキングと言います。
オスだけでなく、メスもマーキングをすることがあります。避妊手術を行っていない場合は、半年に一度ほどで訪れる発情期に、マーキングをするようです。
実は犬のおしっこには色々な情報が含まれていて、性別、年齢、健康状態などおしっこの匂いを嗅ぐことで、自分以外の犬の情報を確認しています。
犬同士の情報交換でもあり、自分の匂いをつけることで安心するのですね。
室内でマーキングするのは何故?
飼い主とのコミュニケーション不足や、散歩の量が足りていなかったりすると、ストレスが溜まって室内でマーキングすることがあります。
また、環境の変化や主従関係が逆転してしまった時なども、マーキングを行うことがあるようです。
散歩やスキンシップをしっかり取って、なるべく快適に過ごせるようにしたいですね。
室内でマーキングをされたケース
ちゃんとしつけのできているワンちゃんもいれば、しつけをしたのにうまく行かなかったワンちゃんもいることと思います。
実は我が家もトイプードルを飼っていますが、去勢手術もし、しつけもしたもののうまく行きませんでした。
甘やかしたんでしょうね。
こちらが愛犬のコロン5才です。
室内でマーキングをされるとどうなると思われますか?
臭いだけでは済まないんです。
実際の写真をお見せしましょう。
ドア枠と幅木が膨れていますが、おしっこを吸い込んで膨れています。
じつはこの写真は先日お伺いしたお客様宅の写真ですが、他にも数カ所同じような膨れがありました。
ここまで膨れてしまった時はどうしたら良いのでしょう?
おしっこは枠だけでなく床にも壁にも染み込んでいますので、枠とフローリングそして壁の一部を解体して新しく作り直すのが一番良いのですが、かなりの金額がかかります。
金額を抑えて見た目だけでもきれいにしたいという場合は、リペアで対応できます。
犬のマーキング・リペア工事の工程
では上記写真の工事の工程をご紹介しましょう。
1.膨れ部分の除去
最近の建具素材はほとんどがMDFといわれる木屑を圧縮してボンドで固めた素材のため、水に濡れるとボンドが結合力が弱って木屑が綿のようになります。
この膨れている部分をまずは可能な限り除去していきます。
2.パテ処理
悪い部分を削った後は、パテ処理をします。
このパテ処理は1回だけでは形ができないので、パテ→乾燥→研磨整形を数回繰り返します。
平面ではなく角を出さないといけないので、ドアの穴補修より手間と時間がかかります。
3.木目の塩ビシート貼り
パテで下地が完成すると、プライパーと呼ばれる接着強化材をハケ塗りしてから、木目の塩ビシートを貼ります。
木目シートは既存の枠と全く同じ色柄の物はないので、近似の色柄のシートを貼ります。
下の写真が完成写真です。
作業員2人で午前9時から始めて19時までかかりましたが、数カ所あった同じような膨れ箇所全てを作業終えることができました。
お客様もきれいになったと、とても喜んでいただきました。
愛犬のマーキング対策
しつけが一番良い解決だと思いますが、しつけ中にマーキングすることもあると思いますので、家の中でもマナーベルトをしておくと良いかもしれません。
マナーベルトはペットショップやAmazonでも買うことができ、かわいいものもたくさんあるので、我が家も数種類買って使用しています。
ペットを飼っていると、今回のようなマーキングトラブルや引っ掻きキズ、噛みキズなどいろいろあると思いますが、ほとんどのケースはリペアで直ります。
状況により金額が替わりますので、メールかLINEで写真をお送りいただければ、お見積もり致しますので、お気軽にお問い合わせください。
今週の一語一絵「チューリップ」
春は沢山の花が咲きますが。その中でも存在感があり子供たちでも名前を知っているのが「チューリップ」ですね。
今年は各地でチューリップ祭りも中止となっているようで残念ですね。
チューリップの花言葉は「思いやり」だそうです。
コロナウイルスがこれ以上蔓延しないようにするのは、もしかして自分がかかっていて軽症の場合かもしれなくても、それを他人へ移さないようにする「思いやり」なのかもしれないですね。
みなさまくれぐれも感染されないようにくれぐれもご注意なさって生活されてください。