目次
最近の当社への問い合わせが増えている事案が
- 「壁に穴が開いたので直して欲しい」
- 「ペットが壁をかじったので直して欲しい」
- 「壁紙が一部破れたので、直して欲しい」
など、壁に関する問い合わせが増えています。
壁紙の補修について
壁の素材にはいくつかの種類がありますが、問い合わせのほとんどはクロスと呼ばれる壁紙に関するものなどで、壁紙の補修についてご紹介したいと思います。
クロスを生産している主なメーカーとして
- ・サンゲツ
- ・リリカラ
- ・ルノン
- ・シンコール
- ・東リ
- ・トキワ
- ・インクコーポレーション
など、いろんなメーカーが販売しています。
そして、各メーカーがいろんなデザインのクロスを販売しているので、数千種類のクロスが流通しています。
しかも浴槽3年〜5年毎にリニューアルされ、廃盤になるクロスがあり、代わりに新しいデザインのクロスが販売されます。
クロスのLOTについて
クロスは機械で生産される際にインクを加えて作られますが、同じ分量のインクを使用したとしても印刷の濃度は微妙に異なります。
よってクロスを貼る際は、基本的に同じLOT品番で統一して張り替えます。
もし同じ面に2種類のLOTのクロスを貼った際は、柄は同じでも色の濃淡が違うクロスが隣り合わせになる為、とてもおかしい仕上がりになります。
クロスの補修方法
さてクロスの補修についてですが、当社で対応している補修方法は主に2通りです。
1.一面貼り替え
前述でLOTについてご説明しましたが、仮に同じクロスで部分補修したとしても、その部分は色の違うクロスになるので、補修箇所がかなり目立ちます。
よって、傷が入った一面(端から端まで)の貼り替えとなります。
2.部分補修
ご入居中で壁一面貼るとなると家具の移動が必要になるので、部分補修で対応することもあります。
【施工事例紹介】クロス一面貼り替えでの補修方法
今回は「一面貼り替え」について実例をもとにご説明したいと思います。
【BEFORE】
この傷は引っ越し屋さんが荷物の搬出中に手を滑らせて荷物が落ちて、壁と床に傷が入ったそうです。
今回は同じクロスが廃盤の為、クロスのデザインを変えて一面貼り替えでのご提案をしました。
【補修方法】
1.クロス剥がし
壁紙は貼り替え前提で作られているので、簡単に剥がすことができます。
しかし経年劣化により、クロスが硬くなったり、弱くなったりしている為、剥がす際には小さくちぎれる事が多く、剥がし終えるのに結構時間がかかることもあります。
2.傷の部分のパテ埋め
穴の開いた部分をパテで埋めて、平滑にします。
1回のパテでは平滑にならないので、2〜3回ほどパテを打ちます。
下の写真はパテを2回打った状態です。
まだ微妙に凹んでいたので、このあと更に1回パテを打ちました。
3.クロス貼り
あらかじめ作業場でクロス糊付け機で糊を付けたクロスを貼っていきます。
工事後の写真がこちらです。
【AFTER】
壁の一面だけを違うデザインにするだけで、とてもお洒落な部屋になりました。
穴が開いてなくても、クロスを貼り替えることでお部屋のイメージが変わるので、家具に合わせてクロスを貼り替えるのもおすすめです。
【合わせて読みたい】お部屋のインテリアの選び方〜壁の色彩を考えよう〜
参考記事リンク>>【お部屋のインテリアの選び方】壁の色彩を考えようでは、壁紙の色によってお部屋の雰囲気が変わることを紹介しています。
ぜひ参考になさってみてくださいね!
壁紙の補修はプロにお任せください!
お見積もりの依頼は、無料でお受けしております。お問い合わせフォームやLINEから、お気軽にお問い合わせください!
次回は、壁紙の部分補修についてご説明したいと思います。