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木製の玄関ドアは、木材ならではの温かみと重厚感があってとても人気の玄関ドアの一つです。
自分好みの木製ドアを求めて、海外から輸入される方もいらっしゃいます。
しかし、どんなに素敵な海外製の木製ドアでも、年数が経つと劣化し、色褪せたり、傷んでガサガサになったりします。
「つけた時は、あんなに素敵だったのに!」
という状況になってしまいますが、玄関ドアのほとんどは再塗装で綺麗にすることが可能です。
この記事で、実際に塗装をして綺麗になった木製ドアの様子を紹介していきますので、自宅のドアが木製である方は、補修の検討の参考にしてみてください。
木製玄関ドアの塗装前の様子
今回ご依頼いただいたお客様の木製玄関ドアも「30年以上ご使用」されており、下側部分は色あせと塗膜の剥がれが見られました。
下側は、雨や紫外線が当たるので、上部よりも早く劣化します。
木製玄関ドアの塗装による補修の方法と手順
この玄関ドアがどのような工程できれいになったのか、作業工程をご説明いたします。
1日目「剥離剤による塗料剥離」
通常木製の製品の塗装といえば「ペンキを塗ればいい」と思われがちです。
しかし、ペンキは木目をつぶしてしまう塗料なので、鉄製の扉のような仕上がりになってしまいます。
その為、木目を活かすステインという塗料を使用しますが、そのためには今の塗料をきれいに落とさなければいけません。
塗料をはがすのには、まず専用の剥離剤を刷毛で塗布し、へらで塗料をこすり取りますが、簡単には剥がれないので何度も何度も繰り返します。
ある程度塗料が剥がれたら、水洗いをし、剥離剤を洗い流します。
今回はこの作業だけで、2人がかりで丸1日かかりました。
2日目「乾燥」
ドアが含んだ水分を完全に乾燥させるために、丸1日乾燥させます
冬場や天気が悪いときはには、2日~3日乾燥させることもあります。
3日目「サンドペーパー研磨」
表面が完全に乾いたら、サンドペーパーで研磨します。
平面は機械を使用しますが、ほとんどが機械が入らない場所なので、手作業で残った塗料を研磨します。
この作業も2人で丸1日かかりました。
状況によってはここまでで4~5日かかることもあります。
白木の状態に戻してからやっと塗装に移ります。
4日目:下塗り~着色~クリアー塗装
①下塗り
白木の状態に戻したら、まず下塗りをします。
このまま着色をすると、塗料の吸い込み斑がでるので、塗料が均等に着色できるように下塗りをします。
下塗りが乾燥したら、再度サンドペーパーで研磨作業の開始です。
塗料も何も付いてない状態で塗料を塗ると、木の繊維がケバ立ってしまい、ガサガサになるので、研磨をしてサラサラにするための作業になります。
この下塗りは1度ではきれいにならないので、当社では最低2回状況によっては3回下塗りと研磨を繰り返します。
②着色
下塗りが終わると着色をします。
斑にならないように薄く薄く何度も何度もお好みの濃さになるまで塗装します。
下の写真は着色の途中段階です。
③クリアー塗装
最終仕上げはクリアー塗装を、最低2回は行います。
当社では基本的に「5分艶」にて仕上げています。
最終の仕上げまで含めると、10回以上吹付塗装をして完成です
木製玄関ドアの塗装完成!
今回はお客様のお好みで、極力黒に近いこげ茶にて塗装したので、写真では木目が消えているように見えますが、木目もきちんと活かされた塗装となっています。
剥がれた状態からは、見違えるほどきれいになりました。
お客様も仕上がった玄関ドアを見て「新品みたい」ととても喜んでいただきました。
木製玄関ドアの塗装の見積もりは無料です
木製玄関ドアの塗装は工程が多く、一つ一つの工程を丁寧に仕上げるのでため、費用が割高となりますが、仕上がりは抜群に素晴らしいです。
もし「我が家も塗装してもらいたい!」とお考えでしたら無料の見積を是非ご利用ください。
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